昭和30年、宮村と圓田村が合併、蔵王町として町制施行した。県南部、蔵王連峰東麓に位置し、町域の6割を山林原野が占めるが、松川流域には良好な水田地帯が広がる。高原地帯のため、畜産、施設園芸、高冷野菜など特色ある産物が多く、特に丘陵地での果樹栽培は県下一の生産量を誇る。また、名湯遠刈田温泉を有し、周辺にはスキー場や酪農センター、こけし館などの観光施設が所在している。